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浦賀水道航路

10月になり、肌寒い日が続いていますが、皆さんお元気でしょうか?

しばらく間が空きましたが、オフシーズンに入ったのに、まだ少しバタバタとしております。

先週から数日間、更新ミスで、当ホームページが見れない状態でした。

なんとか復旧できて、ホッとしています。

さて、良く聞かれる質問の中で、海上を航行する船は、陸のように道路が無いのに

どこをどうやって走れば良いのですか? と聞く方が多いですね。

航行の仕方は、船が航行している場所によって色々なルール(法規)があります。

例えば、大型船が航行する航路、または、港の周りなどの航法です。

細かく書くと、かなり長くなるので、今回は 「航路」 について書いてみます。

海上には、航路が色々な所にあります。

航路を航行しなければならないのは、長さが50m以上ある船舶です。

「航路航行義務船」といいます。

長さ50m未満の船舶は、航路航行の義務はありません。

ボートなどの小型船舶は、なるべく航路内を航行しないようにしましょう。

どうしても、航路内を横切ったりする場合は、最短距離

(航路に対して直角に近い角度)で、速やかに横断するようにしましょう。

横断・進入禁止の部分もあるので、海図などで確認しておくと良いです。

写真は、浦賀水道航路の浮標(ふひょう)を横から見たものです。

浮標は、浮いている標識の事で、色や、浮標の上部に付いている形

(トップマーク)で意味を表しています。

夜は、浮標が見えにくくなるので、点灯する浮標もあり、

灯浮標(とうふひょう)といいます。

写真の手前に写っている 緑 の標識は、「左げん標識」といいます。

トップマークは、どの方向から見ても 長方形 に見えるように

緑の 円筒形 のものが付いています。

意味は、標識の左側に 岩や浅瀬、沈没船などの障害物があることを示していて

その標識の右側に可航水域がある事を示しています。

真ん中に見える 赤 と 白 の縦じまの標識は、「安全水域標識」といいます。

トップマークは、どの方向から見ても 丸 に見えるように

赤の 球形 が付いています。

意味は、その標識の位置が 航路の中央 を示すのと、標識の周囲に可航水域が

ある事を示しています。

見えずらいですが、安全水域標識の向こう側に、小さく 赤い 標識が見えます。

これは、「右げん標識」といいます。

トップマークは、どの方向から見ても 三角 に見えるように

赤の 円すい形 のものが付いています。

意味は、標識の右側に 岩や浅瀬、沈没船などの障害物があることを示していて

その標識の左側に可航水域がある事を示しています。

文で読んでいると分かりにくいですね。

航路の例で、簡単なイラスト図を作ってみたので、確認してみてください。

 

航法図1

 

私は、写真の「浦賀水道航路」を実際に初めて見た時は、

「浦賀水道航路って、結構幅が狭いんだな~」って思いました。

浮標は、他にも色々ありますので、またご紹介します。

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